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年末調整と源泉徴収票の正しい見方と損しない確認ポイントは?

源泉徴収票、なんとなく受け取ってそのままにしていませんか?

1月に入り、薬局や病院から源泉徴収票を受け取った方も多いはずです。

しかし、多忙な業務に追われる薬剤師の皆さんの中には、「年収額だけ見て終わり」という方も少なくないでしょう。

実は、「源泉徴収票は単なる通知書ではなく、会社が処理を間違えていないか確認するためのチェック書類」なのです。

もし会社の入力ミスや提出書類の漏れがあった場合、本来受けられるはずの控除が適用されず、税金を払いすぎている(損をしている)可能性があります!

今回は「薬剤師年収ナビ」編集部が、源泉徴収票の正しい見方と、絶対にチェックすべきポイントを整理しました。

1. まず理解しよう!源泉徴収票の「4つの数字」

源泉徴収票には様々な数字が並んでいますが、まずは大きく記載されている4つの項目の意味を押さえましょう。

① 支払金額(いわゆる年収)

一番左にある数字です。これは1年間に会社から支給された給与と賞与の総額(額面)です。手取り額ではありません。 薬剤師の転職市場で「年収600万円」などと言う場合は、この数字を指します。

② 給与所得控除後の金額(所得

ここが少し複雑ですが、会社員には経費が認められない代わりに、年収に応じた概算経費(給与所得控除)が引かれます。その差し引いた後の金額がここに入ります。 例:年収897万円の場合、給与所得控除後の金額は約697万円となります(実際の所得税はこの数字をベースに計算が始まります)

③ 所得控除の額の合計額

ここが一番のチェックポイントです。 基礎控除、配偶者控除、扶養控除、社会保険料控除、生命保険料控除などの合計額が記載されています。 

年末調整で提出した書類(保険料控除証明書など)が正しく反映されていれば、この金額が増え、結果として税金が安くなります。

【注意!】 私たち薬剤師に馴染み深い「医療費控除」や、「ふるさと納税(寄付金控除)」は、年末調整では処理されないため、ここには含まれません!
これらは別途、確定申告が必要です。

④ 源泉徴収税額

右端にある数字が、最終的に確定した1年間の所得税額です。 毎月の給与から天引きされていた概算の税金と、この確定額との差額が、年末調整で還付(または徴収)されます。

2. 損しないために!薬剤師が確認すべき3つのチェックポイント

会社の経理担当者も手入力で処理を行っているため、入力ミスや漏れが発生するリスクが一定あります。

特に以下の項目は要チェックです。

ポイント①:扶養親族の区分(特定・老人・その他)

「控除対象扶養親族の数」の欄を確認してください。お子さんやご両親の年齢によって区分が変わります。

特定: 19歳〜22歳(大学生相当)のお子さんがいる場合。控除額が大きくなります。

老人: 70歳以上の親族がいる場合。「内」という欄に数字が入っている場合は「同居」を意味し、さらに控除額が増えます。同居しているのに「内」に入っていなければ、約10万円単位で損をする可能性があります。

特定親族特別控除: 新しい区分で分かりにくいですが、19歳〜22歳で一定の所得がある場合などが該当します。

ポイント②:生命保険料・地震保険料の控除額

「生命保険料控除証明書」を期限ギリギリに提出したりしていませんか? 経理担当者の入力漏れや、書類の紛失により、金額が0円になっていたり、古い契約分が抜けていたりすることがあります。自分が提出した証明書分がしっかり反映されているか確認しましょう。

ポイント③:住宅ローン控除(2年目以降)

住宅ローンを組んで2年目以降の方は、年末調整で控除が受けられます。適用漏れがないか、「住宅借入金等特別控除の額」の欄を必ず確認してください。

3. もし間違いを見つけたら?

「あれ? 生命保険料が入っていない」「扶養の人数が違う」と気づいた場合、どうすれば良いのでしょうか。

1月中に気づいた場合

すぐに会社(薬局の本部や事務担当)に報告してください。 1月末までであれば、会社側で年末調整のやり直し(再計算)が可能です。

2月以降に気づいた場合

会社の処理が間に合わない場合は、自分で「還付申告(確定申告)」を行えば税金を取り戻せます。 

原則2月16日〜3月15日が確定申告期間ですが、税金を返してもらう「還付申告」は、過去5年分まで遡って行うことができます

「忙しくて忘れていた!」という場合でも、5年前までなら取り戻せるチャンスがありますので、諦めずに確認してみてください。

まとめ:給料明細・源泉徴収票は「自分の市場価値」の証明書

薬剤師年収ナビでは、皆様からの給料明細の買取や、年収・キャリアに関するインタビューを掲載しています。

源泉徴収票は、単なる税金の書類であるだけでなく、あなたの1年間の働きと市場価値(年収)が刻まれた重要な証明書です。

「手取り額」だけでなく、「額面年収」や「控除」の仕組みを正しく理解することは、将来の転職やキャリアプランを考える上でも大きな武器になります。

まずは手元の源泉徴収票を広げて、記載ミスがないか「検算」することから始めてみませんか?




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