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薬剤師3年目で年収600万円。M&A後の小規模薬局のリアル

今回は、薬剤師3年目・27歳で年収600万円という、若手としては高水準の収入を得ている調剤薬局勤務の薬剤師にインタビューしました!

薬剤師年収ナビのインタビューの中でも、「20代×管理薬剤師×小規模薬局」という点で、非常にリアルかつ参考になる事例です。

新卒では調剤薬局に入社し、その後転職。現在は、小規模調剤薬局(M&Aで引き継いだ店舗)にて、勤続6ヶ月で管理薬剤師を任されています。年収は見込み残業込みで約600万円。

転職時の決め手はシンプルに「年収が一番だった」とのこと。

一方で、社員薬剤師は自分一人。年上のスタッフや事務員との関係、M&A店舗特有の空気感、患者対応の最終責任など、年収アップの裏側には相応の負荷と葛藤も存在します。

「若くして管理薬剤師になると、実際どんな苦労があるのか?」
「年収600万円は“割に合う選択”なのか?」

今回は、給料明細だけでは見えてこない、若手×管理薬剤師のリアルな実態を深掘りします。
※時間をおいて2回インタビューさせていただいたので【前編・後編】の2本立てでお届けします。

▼前編はこちら

【基本情報】

1.年齢・性別

>27歳・男性

2.会社情報・勤務先の種類(会社名はボカしてもボカさなくても)

>東京都(M&Aをした1店舗側)

3.勤務地(都道府県

>東京都

4.勤続年数・職種(例:病院薬剤師 5年目)

>23新卒・調剤薬局歴2年半。現職は勤続年数6ヶ月で管理薬剤師

5.年収(その給与明細を受け取った年の年収を税込みボーナス込みで大体で)

>600万(見込み残業20時間)

6.労働時間と残業時間(月平均を大体で)

週40時間で残業は10~15時間/月くらい。

7.仕事の満足度(やりがい・人間関係・待遇など総合的に)

薬剤師3年目でこの年収はとてもやりがいにつながっている。
人間関係としては僕が1番年下で経験が浅いため苦戦している。
従業員、常連患者ともに癖のある方も多い。

8.今だから言えるぶっちゃけ話やみんなに言いたいことがあれば教えて


薬局で1番知識があるお局事務に対しての陰口が絶えないなど風通しはあまりいいとはいえない(昔ながらの薬局をM&Aしたところだとそのようなところな可能性も低くはなさそう)

社員薬剤師が自分しかおらず、パートさんはかかりつけも在宅もやらないことになっているので地域支援はとれない(僕自身薬剤師3年目で在籍半年であるため)。加算に関してはは前職と比べると厳しいことを言われるわけではないのでその点に関しては中小のポイントだと思う。

1号店と雰囲気はまるで別店舗なので小規模であっても転職の際の実際に働きに行く店舗の見学は必須だと思う。
インフラに関してはやはり大企業にはどうしても劣ってしまう。薬歴を書くハードとかそういったものも店舗見学とかで実物を見た方がいい。

【給料明細公開】

Q

1.若くして管理薬剤師になって収入面でやりがいを感じるのはめっちゃ共感できる若手多いと思う。逆に経験が浅かったり知識が追いつかないことでトラブった経験や苦労してることがあれば読者のためにも共有して。

2.”人間関係としては僕が1番年下で経験が浅いため苦戦している”とあるけど、具体的に人間関係がピリついたと感じた瞬間や難しいなと感じたエピソードがあれば教えて。

3.M&Aで買収した先は前の会社のスタッフも残っていて、”お局”の存在がデカく、新会社ともめるのはあるある。さらに店舗間の環境の違いでスタッフから不満が出るのも超あるある。

あなた自身は管理としてコミュニケーション面で気をつけていることや、職場の雰囲気を盛り上げるために意識していることがあれば教えて!

4.個人薬局で管理薬剤師として働いていると色んな場面で自分に非がなくても責任をとらなきゃいけない場面(患者対応など)があると思うけど、理不尽に思ったエピソードやきついと思った瞬間があれば教えて!

5.管理の要件で地域支援体制加算があと三年くらい取れないことがわかっている中で、一人で頑張って在宅やかかりつけを取るモチベーションを維持するのはぶっちゃけ難しいのはわかる。

パートさんが在宅やかかりつけをとらないとなるとあなたがいずれも加算要件を満たさないといけないことにはなると思うけど、そこに対して感じることをぶっちゃけの本音ベースで教えて。(地域支援は取らず今のままでいい、地域支援をとってさらに年収を上げたい、どこかでキャリアアップのため頃合いを見て転職したいとか)

6.たくさんの薬局や会社がある中で今の薬局・会社を選んだ理由はぶっちゃけなに?

また他に選択肢があり悩んだ中で決め手となったこと、物などがあれば教えて!

7.管理薬剤師を転職して初めて経験していると思うけど、戸惑いや緊張はあった?

管理薬剤師の業務はどのようにして学んだ?ツールや学んだ方法などがあれば読者のためにも共有して。

1.若くして管理薬剤師になって収入面でやりがいを感じるのはめっちゃ共感できる若手多いと思う。逆に経験が浅かったり知識が追いつかないことでトラブった経験や苦労してることがあれば読者のためにも共有して。

今まで駅前の利便性のあるところに配属されることが多く、今のところはかなり反対に地方の地域密着型薬局みたいな面が強い。それゆえ患者の年齢層が高く、難がある患者が多い。薬の飲み間違いが多く1ヶ月処方だが、1週間ごとにきてもらう患者、レジ金が合っているのに100円玉と500円玉を見間違えてお釣りが足らないと訴える患者などトラブルシューティングに苦労している。

2.”人間関係としては僕が1番年下で経験が浅いため苦戦している”とあるけど、具体的に人間関係がピリついたと感じた瞬間や難しいなと感じたエピソードがあれば教えて。

事務さん、薬剤師がみんな歳上なことに苦戦している。キャリアが長く多種多様なため皆さんの普通がバラバラで合わせることが大変。具体的には、すごい細かく薬歴を書く人や、効率重視で薬歴を必要なことに絞って書く人というように、自分より手際がよかったり、細かいことに気がつく人にどういう意見を口出しすればいいかと萎縮してしまう。

3.M&Aで買収した先は前の会社のスタッフも残っていて、”お局”の存在がデカく、新会社ともめるのはあるある。さらに店舗間の環境の違いでスタッフから不満が出るのも超あるある。
あなた自身は管理としてコミュニケーション面で気をつけていることや、職場の雰囲気を盛り上げるために意識していることがあれば教えて!

基本的なことになるが、転職当初から挨拶は自分からしにいくこと、時間がある時は雑談を挟んだりなど。具体的には転職前、ヘルプ先などでよく話題として出してた、お昼休憩に行く際にその土地その土地ごとの美味しい飲食店についての話題など。今回もこの話題から入った結果仲良くなったスタッフさんたちもいる。

4.個人薬局で管理薬剤師として働いていると色んな場面で自分に非がなくても責任をとらなきゃいけない場面(患者対応など)があると思うけど、理不尽に思ったエピソードやきついと思った瞬間があれば教えて!

前職ではそれぞれ役職があって業務がマニュアル上でも分担されていたが、管薬が全て管薬業務から在庫管理までやらないといけないこと、クレーマー気質の患者などは自分が投薬に行くようにしているが、一番最初の質問でも触れたように問題解決の最善策がすぐ思いつかなかったこと、結局ベテランさんが介入した方が早かったことなどが多く苦戦している。

5.管理の要件で地域支援体制加算があと三年くらい取れないことがわかっている中で、一人で頑張って在宅やかかりつけを取るモチベーションを維持するのはぶっちゃけ難しいのはわかる。パートさんが在宅やかかりつけをとらないとなるとあなたがいずれも加算要件を満たさないといけないことにはなると思うけど、そこに対して感じることをぶっちゃけの本音ベースで教えて。(地域支援は取らず今のままでいい、地域支援をとってさらに年収を上げたい、どこかでキャリアアップのため頃合いを見て転職したいとか)

地域支援は取らずにそのままでいい。今の状況でキャパシティがギリギリなため、自分のいまのレベルに合った仕事量のままでいたい。数ヶ月行っていたとある在宅患者の奥様の夜間対応もしてほしいと言われたことがあったが、算定が取れない上に負担が大きいため断った経緯もある。

6.たくさんの薬局や会社がある中で今の薬局・会社を選んだ理由はぶっちゃけなに?
また他に選択肢があり悩んだ中で決め手となったこと、物などがあれば教えて!

年収が1番の決め手、他としては、転職に時間を割く余裕があまりなかったこともある。

7.管理薬剤師を転職して初めて経験していると思うけど、戸惑いや緊張はあった?
管理薬剤師の業務はどのようにして学んだ?ツールや学んだ方法などがあれば読者のためにも共有して。

業務の流れはひたすら保健所から来る通達や引き継ぎ資料、社長からの連絡から。管薬のパソコンに入ってる去年のデータなどを参照した。自身の転職が前職のルールの都合で前管薬と働いて直接の引き継ぎはできなかったため。他は、薬剤師のブログなどネットの情報も参考にした。

結論(まとめ・簡潔)

  • 薬剤師3年目・年収600万円は「可能」だが、責任と負荷は確実に大きい
  • 小規模薬局×管理薬剤師は、収入と引き換えに“裁量と重圧”を背負う選択
  • 今の自分のキャパシティを見極め、「取らない仕事」を選ぶ判断も立派な戦略
  • 若手管理薬剤師は、年収だけでなく環境・人間関係・将来像まで含めて判断すべき
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