今回は新卒で急性期の中規模病院に入職し、2年半のあいだ病院薬剤師として勤務した20代男性の方にお話を伺いました。(新卒当時)入職当初は15名いた薬剤部も、退職が続き最終的には6名体制に。内服調剤や抗がん剤・栄養輸液の調製、当直対応など幅広い業務を経験し、若手ながら専門性を磨けた一方で、残業30〜50時間、当直明けも翌日通常勤務というハードな勤務環境の中、心身ともに限界を感じることもあったと言います。職場の緊張感や人間関係の変化、自分の気持ちとの向き合い方。激務のなかで学んだこと、そして退職を決断するまでの葛藤には、同じ病院薬剤師として働く方が共感できる部分が多いかもしれません。今回は、急性期病院でのリアルな経験と、次のキャリアへ踏み出した背景について語っていただきました。(今回は複数枚給料明細を提供してくださいました。本エピソードは20年以上前の話であり、給料明細はないが、他の給料明細ややり取りから年収に関してフェイクはないだろうと判断し公開しております。)
1.新卒時、その職場(中規模病院)を志望した決め手やエピソードがあれば教えて。また他に検討した選択肢(企業やメーカー、ドラッグストア)もあれば教えて。
2.新卒から入社したにも関わらず、みなが辞めてしまうようなキツい環境下の中で、あなたが辞めずに続けられた秘訣やマインドセットがあれば聞きたい。
3.病院薬剤師経験がない読者のために、当直中の過ごし方をザックリでいいので教えて。仮眠の時間や寝る場所はあるのか?暇な時間の過ごし方などもあれば。
4.忙しいと音を立てて仕事するやつのエピソードは読んでて本当に腹立つけど、
途中で退職した薬剤師の中にも、珍事件や今だから笑えるエピソードがあれば共有してほしい。
5.同じように病院薬剤師として働く若手が、燃え尽きないように意識しておくべきことは何だと思う?
6.病院だと専門的な医療知識が必要だったり、特に新人だと覚えなければならないことが山積みであったかと思うけど、なにか自己研鑽的なことはしていた?学会への参加や自己研鑽で利用していたサービスなどあれば教えて。
7.人手不足・高負荷の病院薬剤師として働いた経験は、次の職場を検討する際、どんなことを重視しようと考えたか教えて。
また転職を決意した後、いつ頃から・どのように転職の準備を進めたかを読者のためにも教えてほしい。




















【基本情報】
1.年齢・性別
>20代前半・男性
2.会社情報・勤務先の種類(会社名はボカしてもボカさなくても)
>中規模病院(300床程度) 馬◯記念病院
3.勤務地(都道府県)
>大阪府
4.勤続年数・職種(例:病院薬剤師 5年目)
>新卒で勤務薬剤師として業務に従事し、2.5年で転職しました。
5.年収(その給与明細を受け取った年の年収を税込みボーナス込みで大体で)
>500万円程度
6.労働時間と残業時間(月平均を大体で)
>週休1.5日。当直あり(1回1.5-2万円の手当)。当直明けは10時頃帰宅できるが、翌日はまた朝から勤務。
7.仕事の満足度(やりがい・人間関係・待遇など総合的に)
>入職当初は薬剤師が15人ほど在籍していた。仕事内容は主に入院患者の内服一包化・監査、入院患者の点滴の調剤・混注、外来患者の抗がん剤混注、中心静脈栄養の点滴の混注など。時間に余裕があれば病棟に服薬指導。
若かった私は業務をこなすことに必死で、ある意味スポーツ感覚で仕事をこなすことを楽しんでいた節があった。どんどん薬剤師が離職し、最終的には6人になった。
当直があるので毎日5人で業務をこなしていくと、疲労しか残らない毎日になり、昔は楽しかったことも苦痛でいっぱいになった。
人間関係に関しては俗にいう「お局様」的なお姉様が一人おり、その人以外とは当初良好であったが、職場が戦場化していくにつれ毎日上層部とはギスギス。抗がん剤のミキシングなど若年で経験できたことはよかった。
8.今だから言えるぶっちゃけ話やみんなに言いたいことがあれば教えて
>在籍した終盤は全員がイライラしており、薬局長がイライラし始めるとバンバンと音を立てて仕事をしだすのに耐えられなくなった私は、調剤済みの薬を入れるトレーを机に叩きつけ精一杯の抗議をした。
全員静まり返った。当直の手当なども含めると多い年は500万円くらいはあった。しかし募集要項には360万円~などという記載で、募集要項の記載の仕方次第で応募人数も変わりそうなのになぁという感覚はあった。
当時の薬局長(28歳女性)イエスマンであったため、部下を守ってくれない姿勢が続いたため退職した。