大手ドラッグストアから零売薬局へ転職した薬剤師から給料明細を買い取りました。


Warning: Undefined array key "file" in /home/yuuu1221/ph-nensyu.jp/public_html/wp-includes/media.php on line 1768

ヘッダーCTA

Twitterでの投稿埋め込み(イントロ)

【基本情報】

1.年齢・性別

>30代前半・男性

2.会社情報・勤務先の種類(会社名はボカしてもボカさなくても)

>大手ドラッグストアに勤務していました。勤続年数は6年間です。新卒入社以来、ずっと勤務しておりました。

最初の4年間は勤務薬剤師として業務に従事し、その後、管理薬剤師として異動し、2年間管理薬剤師を務めました。

その後、零売薬局を運営している方とご縁があり、転職する機会を得て現在に至ります。転職のタイミングは、福利厚生などの面からも非常に良い機会だったと感じています。

3.勤務地(都道府県

>埼玉県・東京都

4.勤続年数・職種(例:病院薬剤師 5年目)

>勤続年数5年 ドラッグストア兼調剤薬局

5.年収(その給与明細を受け取った年の年収を税込みボーナス込みで大体で)

>月収は、薬剤師手当込みで30万円くらいからでした。それに加えて、私のように住宅手当が出る場合は、プラスで5万円くらいという感じでした。なので、年収はだいたい500万円くらいだったと思います。

ただ、色々と制度が変わってきていて、社内試験に合格しないと薬剤師手当が減額されて、年収が少し下がってしまうとか、昇給が遅れるといったケースもありました。社内試験に合格して500万円になる、ということもありましたね。

ボーナスは年に2回で、だいたい1回あたり30万円くらいだったと思います。社内の査定によって多少差はありましたが、ほとんどの人がそのくらいの金額でした。社内の査定は、社内テストの結果も影響しますが、薬局の売上、いわゆる店舗の立地条件などに左右される部分も大きかったので、上昇志向の強い人には少し不向きだったかもしれません。基本的に、どの社員も給与はあまり変わらず、エリアマネージャーなどの役職になると、少し上がるという感じでした

6.労働時間と残業時間(月平均を大体で)

>「勤務はシフト制で、月21~23日くらいでした。年間休日と出勤日数が決まっていて、ドラッグストアの営業日に合わせる形です。土日休みの店舗だと出勤日数が足りなくなるので、他の店舗にヘルプに行くこともありました。」

「残業代は1分単位で支給されて、繁忙期以外は月10時間以内におさまっていたと思います。ただ、結構疲労感はありました。新卒の時は残業がほとんどなかったんですけどね。」

7.仕事の満足度(やりがい・人間関係・待遇など総合的に)

>待遇面では、実家が遠方にある者に対して住宅手当が支給される制度があり、その点では他の社員よりも優遇されていたと感じています。自分で住みたい家を選び、そこから通勤時間1時間から90分以内の店舗に配属されるという制度でしたので、自分の好きな街に住むことができたのは良かった点です。ただ、住宅手当が徐々に減額され、5年から10年程度で支給が終了してしまうため、そのタイミングで退職する方も少なくありませんでした。私も、退職を検討する理由の一つとして、住宅手当の減額がありました。住みたいエリアを自分で選べるという点は非常に魅力的でしたが、長期的な視点で見ると、住宅手当の制度には課題もあったと感じています。

人間関係については、配属される店舗によってかなり差があったように思います。最初に配属された店舗は、年齢層もバラバラで、とても仲が良かったんです。お互いにレベルの差で差別したりすることもなくて、非常に働きやすい環境でした。でも、他の店舗ではそうとは限らないこともありましたね

8.今だから言えるぶっちゃけ話やみんなに言いたいことがあれば教えて

>入社当初は基本的に関東勤務のみだったんですが、会社の規模が大きくなるにつれて、グループ会社が増えたり、勤務エリアが広がったりした関係で、色々なグループ会社への出向や、関東以外の薬局への異動などが多くなっていきました。

その影響で、引っ越しを伴うような異動や出向が頻繁にあり、出向しないとキャリアアップにつながらない、という状況も出てきました。なので、正直なところ、出向したくないとか、東京を離れたくないという人には、あまり向かない会社かなという印象です。

【給料明細公開】

富士薬品 2年目時の給料明細

ここから質問↓

Q

1.DgS時代、平の薬剤師から管理薬剤師になった時はどれくらい手取りが増えた?残業と負担の増え方はどう変わった?

2.社内試験について。出題範囲はどんな感じ?休日も勉強しないと合格できないレベル?頻度はどれくらい実施される?覚えてる範囲で教えて

3.残業について。繁忙期以外は10時間以内の残業とあるが、繁忙期での残業はマックスどれくらいあった?平と管理でそれぞれ教えて

4.零売(れいばい)って知らない人のために簡単に説明して。売上が薬剤師の力量で差が出そうだけど、インセンティブ制度とか導入されていた?

5.どんな繋がりで零売薬局の方と知り合ったの?非常に現職中、非常に働きやすかったとあるが、転職に抵抗はなかった?

1.DgS時代、平の薬剤師から管理薬剤師になった時はどれくらい手取りが増えた?残業と負担の増え方はどう変わった?

「管理薬剤師手当は、確か1万円から2万円程度だったと思います。ただ、1年ごとの昇給の際に上がり幅が少し大きくなった記憶があります。また、ボーナスの査定のベースも少し上がるので、結果的に手取りとしては、月に2万円から3万円ほど増えていたと思います。

残業に関しては、月に残業できる時間が決められていたり、店舗で人件費などがコントロールされていた関係で、基本的にはあまり変わりませんでした。えっと、ただ、効率よく動かないと人件費がかさんでしまうので、プレッシャーというか、精神的な負担は少し大きくなったように感じます。

2.どんな繋がりで零売薬局の方と知り合ったの?非常に現職中、非常に働きやすかったとあるが、転職に抵抗はなかった?

そもそもは、大学時代に知り合った知り合いが複数人零売薬局で働いているということを知り、零売に興味を持ちました。あるサイトで零売について知り、零売を専門とする会社を見つけ、そこの役員の方が開催していた零売についてのセミナーに参加したところ、さらに興味を持つようになりました。その後、お話しする機会があり、是非働いてみないかというお話をいただき、縁ができました。

働きやすかったのは確かですが、処方箋調剤のルーティン化した業務に慣れてしまい、面白さを感じなくなっていたこともあり、良い歳になったことで自分のキャリアやプランを見つめ直したいと思うようになっていました。そのため、零売への興味と関心に乗ってみたいという気持ちが強かったです。

最初は、零売というものをそもそも知らなかったので、販売の仕方もわからないし、制度としてあまり確立されていないものという認識もあり、これから作っていくということにプレッシャーを感じ、正直、自分にできるのかという不安もありました。ただ、知り合いがいて、知っている人がやっているということが少し安心できる材料になったので、あまり抵抗を感じずに転職することができました。」

3.零売(れいばい)って知らない人のために簡単に説明して。売上が薬剤師の力量で差が出そうだけど、インセンティブ制度とか導入されていた?

「処方箋がなくても病院の薬が買える」という言い文句でもありますが、
市販の医薬品ではなく、基本的には処方箋を介して交付される医療用医薬品を薬剤師とカウンセリングをして問題がなければ最低限の量に限り保険を使わず自費で購入することができる制度です。

売上や客数は薬剤師個人のカウンセリング力に大きく影響しました。所属しているスタッフによってだいぶ差があります。
口コミの数もそれに比例するのでかなり売り上げとともに店舗の知名度にも大きく影響しました。
店舗を盛り上げた、口コミをたくさんもらった人などは年末などで賞を頂いてることもありました

4.零売の難しさと入社前とのギャップを教えて。

半分は病院でもらっていた薬がなくなったので次に病院に行くまでの繋ぎの期間分の薬が欲しいという方であり、特定の疾患や特定の薬を希望しているため、対応は容易なのですが
半分は病気にならないように、健康維持のためにどうすれば良いのか等のような悩みベースでありお客さんの悩みから数万種類ある薬の中から適切なものを選び、もしくは症状から病院への受診を勧奨するという判断を求められるような場合もありその場合は自身の判断が正しいのか、と接客や医療の難しさを感じました。

5.どんな人に零売が向いていると思う?また零売薬局の今後の予測を教えて

零売薬局に向いているのは、何事にも興味を持って取り組める人だと思います。患者さんやお客様の状況を多角的に捉え、様々なアプローチや薬の選択を行うには、医薬品の知識だけでなく、幅広い分野への好奇心と学ぶ姿勢が不可欠です。

あとは、薬剤師自身が他の人よりも秀でた点やスキル、特技を持っていると、特に活躍できると思います。例えば、筋トレや美容に関する知識が豊富な薬剤師であれば、カウンセリングの際に薬の説明だけでなく、プロテインの紹介や運動療法のアドバイスもできます。美容に詳しい薬剤師であれば、医薬品に加えて化粧品や健康食品の提案もできるため、「この薬剤師は色々なことを教えてくれるから、この薬局に行きたい」「この薬剤師に会いたい」と、患者さんに思っていただける可能性が高まります。

そうすると、薬局を盛り上げ、売上や知名度の向上にもつながり、会社としても非常にありがたいですし、薬剤師自身もポジティブな気持ちで仕事に取り組めます。昇進やインセンティブにもつながるかもしれません。ですから、向上心があり、多様な知識を持つ薬剤師は、零売薬局で大いに活躍できると思います。」

「広告や宣伝の方法など、零売の規制は今後厳しくなっていくと考えられます。そのため、売り上げを伸ばすために、様々な薬を積極的に患者さんやお客様に販売するというやり方は、徐々に難しくなっていくでしょう。つまり、零売を専門とする薬局は、売り上げの面で厳しくなってくる可能性があり、保険調剤やOTC販売を補完するものという位置づけになっていくと思います。

ですから、零売”だけ”を専門とするのではなく、保険調剤やOTC販売を極めた上で、零売もできるという、総合的に優れた薬剤師でなければ、零売を扱うのは難しくなってくるのではないでしょうか。

零売が完全に無くなることはないと思いますが、しっかりと知識を身につけた薬剤師でなければ、零売に取り組むのは難しい、ある程度の覚悟が必要になると思います。まずは、保険調剤や病院、OTCなどの知識を十分に習得してから、零売に取り組むことが大切になるでしょう。最初に零売薬局で働くことは、あまりおすすめできません。

>続きの記事↓ レイバイ薬局→某中小

CTA




LINEで転職のプロに無料相談! /
たった3つの質問で“今よりもよい働き方”が見つかるかも

\ 今の職場にモヤモヤを感じているあなたへ。薬剤師専門のキャリアアドバイザーが、匿名でご相談に乗ります。




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT US
薬剤師年収ナビ公式
「薬剤師年収ナビ」は、薬剤師のリアルな給与事情を可視化し、転職・キャリア形成の参考情報を提供するサイト。薬剤師の給料明細を買い取り、データベース化することで、「薬剤師がどこでどれくらい稼げるのか」 を明確にする。