転職を考えている薬剤師のなかには「薬剤師向けの転職サービスが複数あって、どのサービスを使えばいいのか分からない」と感じている方も多いのではないでしょうか。ファルマスタッフは、薬剤師向け転職サービスとして名前を聞く機会が多い一方で、実際にどのような特徴があり、どんな人に向いているのかは分かりにくいかもしれません。
本記事では、ファルマスタッフの特徴を整理するとともに、向いている人・向いていない人の傾向について解説します。ほかの転職サービスとの詳しい比較は別の記事で扱うので、まずはファルマスタッフが自分に合う選択肢かどうかを判断する材料として、参考にしてみてください。
ファルマスタッフは調剤薬局グループが母体の転職支援サービス
ファルマスタッフは、日本調剤グループが運営する薬剤師向けの転職支援サービスです。薬剤師の転職支援を行っており、転職を検討している薬剤師と医療機関・企業をつなぐ役割を担っています。
サービスの対象者は薬剤師で、調剤薬局や病院、ドラッグストアなどへの転職を希望する人が利用可能です。雇用形態は正社員を中心に、派遣やパートなどの求人も取り扱っています。対応エリアは全国で、都市部だけでなく地方の求人にも対応しています。全国規模で求人を探したい薬剤師にとって、選択肢の一つとなるでしょう。
サービス形態はエージェント型で、登録後は担当者がつき、求人紹介や応募手続き、条件面の調整などのサポートが行われます。
ファルマスタッフの特徴4つ
ファルマスタッフの主な特徴は以下の4つです。
- 薬剤師に特化した転職支援サービスである
- 調剤薬局グループが運営母体である
- 正社員以外の求人も取り扱っている
- エージェント型のサポート体制がある
それぞれの特徴について、詳しく解説します。
①薬剤師に特化した転職支援サービスである
ファルマスタッフは、薬剤師を対象とした転職支援サービスです。医療人材全般を扱うサービスや医療職以外の求人を扱っているサービスとは異なり、薬剤師に特化して求人紹介や転職支援を行っています。取り扱う求人は、調剤薬局や病院、ドラッグストアなどの医療現場が中心です。医療現場での転職を検討している薬剤師にとって、条件整理や求人選びをする際の判断材料を得やすいといえるでしょう。
②調剤薬局グループが運営母体である
ファルマスタッフは、調剤薬局グループが運営母体となっている薬剤師向けの転職支援サービスです。医療現場に関わる事業を展開するグループが運営していることから、調剤薬局や病院、ドラッグストアといった医療機関とのつながりを活かした求人を取り扱っています。運営母体によって、取り扱っている求人に違いが出ることがあるため、事前にチェックしておくのもよいでしょう。
③正社員以外の求人も取り扱っている
ファルマスタッフでは、正社員求人を中心に取り扱っているとされる一方で、派遣やパートといった正社員以外の求人も紹介されています。転職サービスによっては雇用形態が限定されている場合もあるため、働き方の選択肢を確認しておきたい薬剤師にとっては、比較検討の材料の一つになるでしょう。ライフスタイルに合わせた転職を検討する際の参考となります。
④エージェント型のサポート体制がある
ファルマスタッフは、エージェント型の転職支援サービスです。エージェント型サービスでは、求人検索から応募までを薬剤師が一人で行うのではなく、担当者とやり取りをしながら転職活動を進める点が特徴です。登録後は担当者に希望条件を伝え、応募手続きなどのサポートが行われます。エージェント型の支援の仕組みが、自分に合った転職活動の進め方かどうかを考えることも、サービス選びのポイントの一つといえるでしょう。
ファルマスタッフが向いている人
ファルマスタッフの特徴を踏まえると、以下に当てはまるような方は向いているかもしれません。
- 初めて転職を検討している薬剤師
初めての転職活動はわからないことも多いので、担当者と一緒に進められるエージェント型のサポートは安心感につながるでしょう。
- 薬剤師に特化した転職支援を受けたい人
薬剤師に特化した転職サービスのため、医療現場での転職を前提に情報収集をしたい人に向いています。
- 正社員以外の働き方も含めて検討したい人
正社員だけでなく派遣やパートなどの求人も取り扱っているため、雇用形態を比較しながら検討したい人に適しています。
- 勤務地や条件を整理しながら求人を比較したい人
全国対応のサービスであるため、勤務地や条件の優先順位を整理しつつ転職先を検討したい人にも利用しやすいといえるでしょう。
私自身もファルマスタッフを利用して転職活動をしたことがあります。薬剤師の資格を活かして医療現場での仕事を探しているタイミングだったので、薬剤師に特化した求人情報を収集するのに役立ちました。担当の方も薬剤師の転職事情に詳しく、コミュニケーションを取りやすかった印象です。地方での転職活動の際には、地域ごとの求人状況についても説明していただきました。
ファルマスタッフが向いていない人
ファルマスタッフの特徴を踏まえると、以下のような方には、別の転職サービスが合う場合もあります。
- 自分のペースで転職活動を進めたい人
エージェント型のサービスでは担当者とのやり取りが発生するため、求人検索から応募までをすべて自分一人で完結させたい人には、負担に感じることもあるでしょう。
- 複数の転職サービスを並行して細かく比較したい人
一つのサービスに相談を集中させるよりも、複数の転職サイトを自分で見比べながら進めたい人には、別の進め方が合う可能性があります。
- 求人検索を中心に情報収集したい人
エージェント型では担当者を通じて求人紹介が行われるため、自分で条件を細かく設定して検索したい人にとっては、求人検索型のサービスの方が使いやすい場合もあります。
- 年収や条件交渉を自分主導で進めたい人
条件面の調整は担当者が間に入る形になるため、交渉の過程をすべて自分でコントロールしたい人には、合わないと感じることも考えられます。
薬剤師向け転職サービスは各社で特徴が異なる
薬剤師向けの転職支援サービスには、ファルマスタッフ以外にも複数の選択肢があります。マイナビ薬剤師やリクナビ薬剤師など、同じく薬剤師を対象とした転職支援サービスが一例です。それぞれのサービスは、取り扱っている求人の傾向やサポート体制、進め方に違いがあるとされています。
たとえば、エージェントによるサポートの関わり方や求人検索のしやすさ、雇用形態の取り扱いなどは、サービスごとに特徴が異なるポイントです。ファルマスタッフが自分に合っているかどうかを判断する際には、ほかの転職サービスの特徴もあわせて確認し、比較検討することが重要といえるでしょう。 一つのサービスだけで判断せず、複数の選択肢を知ったうえで検討することで、より納得感のある転職活動につながります。
薬剤師が転職サービスを選ぶ際のポイント
転職サイトを選ぶ際には、特定のサービスだけを見て判断するのではなく、自分にとって何を重視したいのかを整理したうえで比較検討することが大切です。転職サービスによって、取り扱っている求人の傾向やサポート内容には違いがあります。複数のサービスを比較することで、自分の希望条件に合った選択肢を見つけやすくなり、進め方の選択肢も広がります。
転職サービスを決める際、サポート内容や進め方はエージェント型か求人検索型かによって大きく異なるのが特徴です。担当者と相談しながら進めたいのか、自分自身のペースで求人情報を比較検討したいのかを事前に整理しておくことで、利用する転職サービスを絞り込むのに役立つでしょう。
求人情報の比較検討については、自分の中でどの条件を重要視したいかを決めておくとスムーズです。勤務地や雇用形態、年収など、譲れない条件や譲歩できる範囲などがわかると、エージェント型でも求人検索型でも情報の絞り込みがしやすくなります。
まとめ
ファルマスタッフは薬剤師に特化した転職支援サービスで、調剤薬局グループが運営母体となっている点や、エージェント型のサポート体制を採用している点が特徴です。正社員の求人を中心に、派遣やパートといった多様な雇用形態の求人も取り扱っており、働き方の選択肢を比較しながら検討したい薬剤師にとって、一つの判断材料となるサービスといえるでしょう。
一方で、転職活動の進め方や重視したいポイントによっては、ほかの転職サービスの方が合う場合もあります。特定のサービスだけで判断するのではなく、複数の転職サービスを比較しながら、自分の希望や状況に合った選択肢を見極めることが大切です。
転職サービスはあくまで手段の一つです。それぞれの特徴を理解したうえで、自分にとって納得できる転職活動につなげていきましょう。

















