薬剤師の給料明細を募集しております!

年収1,000万円の調剤薬局薬剤師の給料明細を公開!高年収=ブラック覚悟?(殿堂入り・30代・年収1,000万円)

#21

今回は、30代前半・調剤薬局勤務で年収約950万円という、業界でもトップクラスの収入を得ている薬剤師の方にインタビューしました!

薬剤師年収ナビのインタビューでも現時点で【最高額】!!


新卒で入社した中小ドラッグストアでは年収500万円からスタートし、管理薬剤師、エリアマネージャー、新規立ち上げ要員としての経験を積みながらキャリアを重ねたとのことです。

決して華々しいキャリア設計を描いていたわけではなく、「その場で求められた役割に全力で応えただけ」と語ります。
3社目の転職では「報酬(年収)」を唯一の軸に据え、エージェントと直接応募を並行。

結果として、想定していた“ブラックな高年収”とは異なり、残業月20時間・週休2日という環境で、900万円超の年収を実現しました。
今回は、彼がどのように高年収ポジションを掴み、売上・原価・人件費に向き合いながら成果を出しているのか、その思考と行動を余すことなく掘り下げます!

✳︎過去最高額の給料明細であることと、内容が濃いことから前編と後編に分けています。

【基本情報】

1.年齢・性別

>32歳・男性

2.会社情報・勤務先の種類(会社名はボカしてもボカさなくても)

>非公開希望

3.勤務地(都道府県

>大阪府

4.勤続年数・職種(例:病院薬剤師 5年目)

>調剤薬局。現職は在籍して1年目(薬局薬剤師6年目)

5.年収(その給与明細を受け取った年の年収を税込みボーナス込みで大体で)

>約950万円

6.労働時間と残業時間(月平均を大体で)

>残業:月20時間程度

7.仕事の満足度(やりがい・人間関係・待遇など総合的に)

>やりがい:薬局の売上増

人間関係:良好

待遇:普通

8.今だから言えるぶっちゃけ話やみんなに言いたいことがあれば教えて

>給与が高いためブラックだろうと覚悟していたが、そうでもなくて安心した

【給料明細を公開↓】

Q

1.まず、6年目の薬剤師で年収950万円ってかなり成功例だと思うけど、今までの転職遍歴と年収の推移をなるべく詳細に教えて。
あと、この高年収求人はどうやって探したの?転職エージェント?

2.給与が高いと“ブラック覚悟”だったとのことで、実際に勤務してみて感じたギャップがあれば教えて。
あと残業月20時間の負担感はぶっちゃけ持続可能だと思う?

3.「薬局の売上増にやりがいを感じる」とのことで、具体的にどんな工夫や取り組みをしているか。みんなの参考になると思うので共有して欲しい。

在宅件数をたくさん抱えたり?もしくはオペレーション改善・患者対応・在庫管理とか?

4.「現場の人間関係が良好」とのことで、職場を選ぶうえで何を最も重視したの?

転職の軸とかもあったら教えて!

5.今後のキャリアプランは?管理薬剤師・マネージャー・独立など、考えている選択肢があれば教えて。

6.最後に、若手薬剤師に向けて、年収を上げたいなら“まず取り組むべきこと”やアドバイスがあれば共有して!

まず、6年目の薬剤師で年収950万円ってかなり成功例だと思うんですけど、今までの転職遍歴と年収の推移をなるべく詳細に教えて。
あと、この高年収求人はどうやって探したの?転職エージェント?

1. 転職遍歴、年収の推移、および主な業務内容

1社目:中小ドラッグストア(新卒〜3年目秋)

地元でほぼ就活もせず、初任給の高いドラッグストアに就職

新卒で入社し、当初の年収は500万円でした。主な業務は薬剤師業務。入社1年目の冬には新店舗立ち上げに携わり、管理薬剤師に就任したため、年収は550万円に昇給しました。さらに3年目春にはエリアマネージャーに昇格し、年収は600万円となりました。退職の経緯としては、会社が買収されたことで雰囲気が変わり、次のステップとして提示された課長業務に魅力を感じなかったこと、課長就任のチャンスが少ないと感じたため、転職に至りました。

2社目:地方中小ドラッグストア(3年目秋〜5年目冬) 知り合いの紹介で転職

新店舗立ち上げをしていたのでその経験を生かせそうな企業に転職。

ドラッグストアのみを展開していた企業へ転職し、調剤部門の立ち上げのため1人目の薬剤師として入職しました。この期間は、自分にできることの腕試しのつもりだったため、年収は据え置きの600万円でした。入職時の目標は2年以内と設定し、以下の項目を掲げました。

* ドラッグ併設面調剤2店舗の立ち上げ

* 薬剤師の採用

* 部門の黒字化

* 後継の採用と育成、私が退職しても自走できる状態にすること

この目標は結局2年と少しかかって達成できました。目標達成をもって退職しました。

3社目:調剤薬局(5年目冬〜現在)

結婚して年収を意識するようになり、それを軸に転職活動をした。

現在勤めているのは、20店舗程度の調剤薬局チェーンです。ラウンダー業務(欠員対応や広域カバー)とマネージャー業務(複数店舗の管理・統括)を兼任しており、現在の年収は900万円+家賃補助5万程、インセンティブで今年は50万円程度、来年度からはボーナスも支給予定です。

2. 高年収求人獲得のための転職活動

3社目の転職活動は3ヶ月と期間を区切り、エージェント登録と企業への直接応募を並行して行いました。結果として、直接応募した企業に就職しました。

面接時の具体的な発言内容

採用面接では、これまでの実績を背景に、企業側に以下の内容を明確に伝えていました。

* 勤務姿勢:

「仕事内容を選ばず、QOLを捨てて働いて×5まいります。」

* 自身の強み・弱み:

「得意な事は最短で最大の成果をだす事、そのために必要な事を厭わない事です。苦手なことは患者さんにホスピタリティを発揮する事です。」

* 入社条件:

3ヶ月間で内定を貰えた企業の中で年収の高い企業に就職する事

を伝えていました。

給与が高いと“ブラック覚悟”だったとのことで、実際に勤務してみて感じたギャップがあれば教えて。
あと残業月20時間の負担感はぶっちゃけ持続可能だと思う?

2.勤務実態と高年収のギャップについて

面接時に「QOLを捨てる覚悟がある」と伝えたことから、入社前はハードワークになることを想定していました。具体的には、残業月50時間程度、休日も週休1日程となることを覚悟していましたが、実際は良い意味でギャップがありました。

現在の勤務実態は、残業は月20時間程度、休日はほぼ週休2日であり、想定していたよりも遥かに負担の少ない労働環境です。

持続可能性と収入の妥当性(直感)

現状の月20時間程度の残業は、私自身の負担感としては全く問題なく、持続可能です。

収入面から見た妥当性について、正直な直感を申し上げますと、現在の年収950万円は、この業務負荷に対しては上振れていると感じています。「この業務でこんなにもらっていいいのか?」というのが正直な感想です。

給与が高いと“ブラック覚悟”だったとのことで、実際に勤務してみて感じたギャップがあれば教えて。
あと残業月20時間の負担感はぶっちゃけ持続可能だと思う?

正直、仕事にやりがいは感じていませんが、成果にコミットすることを大切にしています。

売上増加のための施策

加算については、地域支援体制加算のネックとなりやすい在宅の獲得に注力しています。

在宅件数の増加策:

まずは既存の外来患者に在宅への切り替え提案を行います。

次に在宅クリニック、地域包括支援センター、介護施設に営業を行い、継続して通い続けることで担当者からの信頼を得ることを意識しています。無策な単発営業は行いません。

小児在宅を行っているクリニックへは特に丁寧に営業をし、小児慢性疾患の応需を狙います。

原価・経費削減の施策

人件費を最大の削減対象と捉え、薬剤師は最少人数とし、事務職に可能な業務を最大限に委譲しています。

人件費削減: 監査、服薬指導、薬歴以外(受付、ピッキング、会計、在庫管理、シフト作成)はすべて事務職が担当できるオペレーションを構築し、業務を委譲しています。

在庫管理: 原価については基本的にボランタリーに任せ、定期的(半年に1度程度)に割引率を確認し最安を探すという効率重視の対応をしています。

効率の徹底: 経費削減については、人件費も考慮し「効果の薄いものは行わない」ことを徹底しています。具体的には、薬価の安い不動在庫の受取先を探すことや、少額のレジ誤差を追及することなどは行いません。

立ち上げ時のミニマムスタート: 人員は薬剤師1人、事務0人から段階的に増やし、機器も分包機はVマスカセットなしの最小構成でスタートし、必要に応じてグレードアップすることで、初期経費を徹底的に削減します。

「現場の人間関係が良好」とのことですが、職場を選ぶうえで何を最も重視した?
転職の軸とかもあったら教えて!

現在の職場の人間関係は良好ですが、私は転職する際、事前に人間関係を調査したり、気にしたりすることはありませんでした。

私の転職の軸、職場選びで最も重視する点は、明確に「報酬(年収)」でした。

私は面接時に「3ヶ月間で内定を貰えた年収の高い企業に就職する」と伝えていた通り、報酬という対価に見合う結果を出すことが、仕事をする上で最も重要だと考えています。

今後のキャリアプランは?管理薬剤師・マネージャー・独立など、考えている選択肢があれば教えて。

今後は、店舗開発業務に携わりたいと考えています。 経営戦略側に軸足を移しても、現場から完全に手を引くことは避けたいと考えています。

今後、最も強く生き残るのは大手ドラッグストアだと考えており、ゆくゆくはそこで働くことを最終目標としています。現在の職場で成果を出せばまだ年収が伸びる見込みがあるため、具体的な期間は決めていませんが、報酬が頭打ちになるまでは継続するつもりです。正直、今のキャリアは最終目標には遠回りで自分自身のキャリア形成に成功しているとは考えていません。

最後に、若手薬剤師に向けて、年収を上げたいなら“まず取り組むべきこと”やアドバイスがあれば共有して!

私はいい大学を出ているわけではなく、特別優れた能力があるわけでもありませんし、1社目は地元の初任給の高い企業に就職し、2社目は当時やってきたこと(新店舗立ち上げ、マネジメント)を生かしてできる事を増やせたらいいなぁ程度しか考えておらず、キャリアは全く意識していなかった。2度目の転職でこんなに高い金額を提示してもらえると思っておらず驚いた。

そのような私が年収を上げられた経験から、若手薬剤師の皆様がまず取り組むべきことは、「薬剤師」ではなく「ビジネスパーソン」としての市場価値を意識することです。

薬剤師免許は、「調剤をしたら500万円くらい年収がもらえる」だけの免許であり、それを持っているだけでは年収は増えません。年収を高めるためには、自分にできること(成果に直結するスキルや経験)を増やす必要があります。これを意識できる薬剤師は非常に少ないため、ライバルが少なくて有利です。

「ビジネスパーソン」としての市場価値を高められると、年収以外のものも手に入れられる可能性があります。実際、3社目の面接時には、地方中核都市で年収750万円、週休3日、残業ほぼ無しというQOL爆盛な条件を提示してくれた会社もありました。

最後に僕が仕事をする上だ大切にしていること、皆さんに取り組んでほしい事は3つ

元気に挨拶すること

電話に最速で出ること、メールを最速で返すこと

職場の人に優しくすること

です。

後編へ続く

サムネ



たった3つの質問で“今よりもよい働き方”が見つかるかも
LINEで転職のプロに無料相談!

今の職場にモヤモヤを感じているあなたへ。薬剤師専門のキャリアアドバイザーが、匿名でご相談に乗ります。